リフレッシュレートとフレームレートの違い

デバイス

結論:リフレッシュレート(Hz)は「モニターが1秒間に画面を書き換えられる回数」、フレームレート(FPS)は「PCが1秒間に描画できる映像の枚数」を表す、まったく別の指標です。どちらか一方だけが高くても、もう片方が追いついていなければ意味がありません。

30秒まとめ

  • 誰向け?:「Hz」と「fps」の違いをなんとなく分かっているつもりだけど、正確には説明できない人
  • 必要?:モニターやPCを選ぶ際に、この2つの関係を理解しておくとミスマッチな買い物を避けられます
  • 不要?:すでに理解していて、特に困っていない人
  • 重要な違い:リフレッシュレートは「モニター側の性能」、フレームレートは「PC・GPU側の性能」です

基本説明

リフレッシュレートはモニターのスペックとして決まっている数値で、例えば144Hzのモニターなら1秒間に144回、画面を書き換えられます。一方フレームレート(FPS)は、PCのGPU性能やゲーム内の設定によって変動する数値で、そのゲームを実際に何fpsで描画できているかを表します。144Hzのモニターを持っていても、PC側が60fpsしか出せていなければ、モニターの性能を活かしきれていないことになります。

この2つがズレたときに起きる現象の一つが、ティアリングです。GPUが出力するフレームレートがモニターのリフレッシュレートを上回ると、モニターが1枚のフレームを描画している途中に次のフレームが送られてきてしまい、画面の上下で異なる映像が重なって表示されることがあります。

このズレを解消するための仕組みとして、V-Sync(垂直同期)とVRR(可変リフレッシュレート、G-SyncやFreeSyncなど)があります。V-Syncは映像信号のフレームレートをモニターのリフレッシュレートに強制的に合わせる技術で、ティアリングは防げますが、fpsがHzを下回った場面では逆に操作の重さ(入力遅延)を感じやすくなることがあります。VRRは、モニター側がGPUの出力するfpsに合わせて動的にリフレッシュレートを調整してくれる技術で、ティアリングだけでなく、描画のカクつきも抑えやすいのが特徴です。

メリット

  • 「モニターだけ高性能にしたのにPCが追いついていない」というミスマッチを避けられます
  • ティアリングやカクつきが起きたときに、原因を正しく切り分けられるようになります
  • V-SyncやVRRといった機能を、目的に応じて使い分けられるようになります

デメリット

  • 実際に自分のfpsを確認する手間は発生します
  • VRR対応の有無など、モニター選びで確認すべき条件が増えます
  • V-SyncとVRRのどちらを使うべきかは、環境によって変わるため一概には言えません

おすすめする人

  • モニターの買い替えを検討している人
  • Hzとfpsの関係を整理して理解しておきたい人

おすすめしない人

  • すでに仕組みを理解していて、特に困っていない人

比較・選び方

用語 何を表すか 決まる場所
リフレッシュレート(Hz) モニターが1秒間に画面を書き換えられる回数 モニターのスペック
フレームレート(FPS) PCが1秒間に描画できる映像の枚数 PC性能・ゲーム内設定
ティアリング FPSがHzを上回ったときに起きる画面のズレ 両者のミスマッチが原因
VRR(G-Sync/FreeSyncなど) モニターがGPUのfpsに合わせてHzを調整する技術 対応モニター・GPUの両方が必要

個人的な感想

自分は正直、240Hzモニターに買い替えた直後、当時使っていたPCではその性能をフルに活かせていなかった時期があります。fpsが追いついていないと気づかずに「思ったほど変わらないな」と感じていたのですが、後からPCを強化してfpsがきちんと出るようになってから、ようやくモニターの本来の性能を実感できました。高いモニターを買えばそれだけで解決するわけではない、というのを身をもって学んだ経験です。

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Hz/fpsの組み合わせ別の見え方の目安

モニターHz 実際のfps 起きやすいこと
144Hz 60fps程度 モニター性能が余っている状態。GPU側の強化でさらに滑らかになる余地あり
144Hz 144fps以上 Hzとfpsが釣り合い、モニター性能をフルに活かせる状態
144Hz 200fps以上 fpsがHzを超過。VRRやV-Syncがないとティアリングが出やすい

Hzとfpsを両立させたいなら

144Hzモニター自体は現在1〜2万円台から選べます。fpsを稼ぐPC・GPU側の強化と合わせて検討すると、Hzを無駄にしない環境が作りやすくなります。

製品 Hz 特徴 参考価格
Dell SE2426HG 23.8インチ 240Hz Fast IPS・AMD FreeSync Premium・0.5ms応答 ¥18,980

よくある質問(FAQ)

Q. 144Hzモニターなら144fps出さないと意味がないですか?

そんなことはありません。60fpsでも144Hzモニターならより滑らかに表示されます。144fpsに近づくほど恩恵は大きくなりますが、60fps程度でも60Hzモニターより体感は向上します。

Q. VRR(G-Sync/FreeSync)は必ず有効にすべきですか?

ティアリングが気になる場合は有効化がおすすめです。ただし一部の対戦ゲームではV-Sync系機能が入力遅延をわずかに増やすとされるため、競技志向の人はオフで試して比較すると良いでしょう。

Q. fpsを上げるにはモニターとPC、どちらを先に強化すべきですか?

今のfpsがモニターのHzに全く届いていない場合はPC・GPU側の強化を優先し、fpsがHzに追いついてから、より高いHzのモニターへの買い替えを検討するのが無駄のない順番です。

Q. FPSゲームで重要なのはHzとfps、どちらですか?

両方が噛み合って初めて効果が出ます。片方だけ高くても、もう片方が追いついていなければ性能を活かしきれません。

Q. リフレッシュレートは後から変更できますか?

多くのモニターは表示設定やモニター側のメニューから対応Hz内で変更可能です。ただし出せる上限はモニターのスペックで決まっているため、それ以上には上げられません。

結論

リフレッシュレートとフレームレートは、それぞれモニター側とPC側で決まる別々の指標です。どちらか一方だけを高くしても、もう片方が追いついていなければ本来の効果は得られません。モニターを買い替える前に、自分のPCが実際にどれくらいのfpsを出せているかも確認しておくことをおすすめします。

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