モニターアームはデスク上のスペースを空けられるだけでなく、モニターの高さ・距離・角度を自由に調整できるため、姿勢や首・肩の負担にも影響します。ただしVESA規格や耐荷重、クランプ方式など確認すべき項目が多く、失敗すると「モニターが沈んでいく」「重すぎて設置できない」といったトラブルにもつながります。ここでは選ぶときのチェックポイントと、価格帯別のおすすめモデルを整理します。
早見表:あなたに合うのはどれ?
| タイプ | おすすめモデル | こんな人向け |
|---|---|---|
| とにかく安く試したい | Amazonベーシック(エントリー) | 初めてモニターアームを使う・軽量モニター1台 |
| 27インチ級のゲーミングモニター | Pixio PS1S Wave(ミドル) | 高さ調整をスムーズにしたい・耐荷重に余裕を持たせたい |
| 34インチ大型・湾曲モニター、長期利用 | ERGOTRON LX(ハイエンド) | 経年劣化やガス圧抜けが心配・保証を重視したい |
モニターアームを選ぶときに見るべき4つのポイント
- VESA規格(75×75mm / 100×100mm):手持ちのモニター背面のネジ穴規格に対応しているか事前に確認する
- 耐荷重:モニターの重量(27インチ以上や湾曲モニターは重くなりがち)に対して余裕のある耐荷重のモデルを選ぶ
- ガススプリング式 or メカニカル式:ガススプリング式は軽い力で高さ調整できるが安価なモデルは数年でガス圧が抜けることもある。メカニカル式は安価だが調整がやや重め
- クランプ式 / グロメット式:デスクの厚みや、ネジ穴を開けられるかどうかで対応する固定方式が変わる
「そもそもモニターアームは必要なのか」という前提から知りたい場合は以下の記事も参考にしてください。
価格帯別おすすめ3機種
エントリー:Amazonベーシック モニターアーム シングル
実売3,500円前後。VESA75×75/100×100両対応で、耐荷重2〜7kgの一般的な液晶モニターであれば十分に使えます。初めてモニターアームを試す人向けの価格帯です。
Amazonベーシック モニターアーム(Amazon)
ミドル:Pixio PS1S Wave(ガススプリング式・耐荷重9kg)
実売8,000円前後。ガススプリング式で高さ調整がスムーズなうえ、耐荷重9kgと余裕があるため27インチ前後の一般的なゲーミングモニターにも対応しやすいモデルです。
Pixio PS1S Wave(Amazon)
ハイエンド:ERGOTRON LX モニターアーム(国内正規品・10年保証)
実売16,000円台。長年オフィス・法人向けにも採用されてきた定番ブランドで、34インチまでの大型・湾曲モニターにも対応。国内正規品は10年保証が付いており、ガス圧の抜けなど経年劣化のリスクを抑えたい人に向いています。
ERGOTRON LX モニターアーム(Amazon)
3機種スペック比較表
| 項目 | Amazonベーシック(エントリー) | Pixio PS1S Wave(ミドル) | ERGOTRON LX(ハイエンド) |
|---|---|---|---|
| 実売価格 | 約3,500円 | 約7,900円 | 約16,400円 |
| 対応VESA | 75×75 / 100×100mm | 75×75 / 100×100mm | 75×75 / 100×100mm |
| 耐荷重 | 2.0〜7.0kg | 9kg | 記載モデルで34インチまで対応 |
| 調整方式 | ガススプリング式(テンション調整可) | ガススプリング式 | ガススプリング式 |
| 保証・特徴 | 標準的な保証 | 17〜32インチ対応・黒基調デザイン | 国内正規品10年保証 |
※価格・耐荷重・保証内容は変動する場合があるため、購入前に必ず販売ページで最新情報を確認してください。
よくある質問
Q. 手持ちのモニターに取り付けられるか、どう確認すればいいですか?
A. モニター背面のネジ穴の間隔(VESA規格)を確認してください。多くの一般的なモニターは「75×75mm」または「100×100mm」に対応しており、この記事で紹介した3機種はいずれも両方の規格に対応しています。モニターの取扱説明書やメーカーの製品ページにVESA対応の記載があります。
Q. クランプ式とグロメット式、どちらを選べばいいですか?
A. クランプ式はデスクの端を挟んで固定する方式で、工具なしで設置・取り外しができます。グロメット式はデスクにあけた穴(配線用の穴など)を利用して固定する方式で、より安定しますがデスクに穴が必要です。多くのモデルは両対応なので、まずはクランプ式で試して、ぐらつきが気になる場合にグロメット式に切り替えるのがおすすめです。
Q. デュアルモニターにも使えますか?
A. この記事で紹介したのはシングルモニター用ですが、同じブランドからデュアル対応モデルが出ていることが多いです。デュアルモニターを検討している場合は、耐荷重が2台分になる点と、クランプの取り付けスペースがデスクに確保できるかを事前に確認してください。
Q. 安いモデルはすぐ壊れませんか?
A. 価格の安いガススプリング式モデルは、数年使用しているうちにガス圧が抜けてモニターが自然に下がってくることがあります。毎日高さを調整するような使い方をする場合は、ガス圧の耐久性に定評があるブランド(ERGOTRONなど)を選ぶ方が結果的に長持ちします。
Q. モニターの重さはどこで確認できますか?
モニターの箱や取扱説明書、メーカーの製品ページにある「本体重量」の項目で確認できます。スタンドを含めた重量ではなく、パネル部分単体の重量(VESAマウント使用時の重量)が記載されている場合が多いので、記載がわかりにくい場合はメーカーサポートに問い合わせるのが確実です。湾曲モニターや大型モニターは想像より重いことが多いため、余裕を持った耐荷重のアームを選ぶと安心です。
Q. デスクが薄い・特殊な形状でも設置できますか?
クランプ式の場合、対応するデスクの厚みが決まっている(一般的に2〜8cm程度)ため、極端に厚い天板や、脚が特殊な形状のデスクでは取り付けられないことがあります。購入前に商品ページの「対応デスク厚」を確認し、不安な場合はグロメット式(穴あけ固定)に対応したモデルを選ぶと設置の自由度が上がります。
まとめ:まずVESA規格と耐荷重を確認する
デザインや価格で選ぶ前に、まず手持ちのモニターのVESA規格と重量を確認するのが失敗しないコツです。規格が合わない、耐荷重が足りないという理由での買い直しが一番もったいないので、購入前にモニター背面の型番かスペックシートを確認しておきましょう。


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