30秒まとめ
- 誰向け?:144Hz対応モニターを買った・持っているのに、Windowsやゲーム内で144Hzが選べない、または数値上144Hzなのにヌルヌル感がない人
- 結論:買い替える前に確認すべきことが5つあります。ケーブルや設定の問題であることが多く、モニターの故障は最後に疑うべき可能性です
- 所要時間:全部確認しても15分程度。まずは無料でできることから順番に潰していきましょう
確認する順番(全体像)
144Hzが出ない原因は、大きく分けて「Windows・ゲーム側の設定」「ケーブル・接続」「PC側の性能」「モニター側の設定」の4か所のどれかにあります。上から順番に確認すると、遠回りせずに原因を特定できます。
- Windowsのディスプレイ設定でリフレッシュレートが144Hzになっているか
- ケーブル・接続端子が144Hzに対応しているか
- PC・グラフィックボードが実際に144fps以上を出せているか
- グラフィックドライバ側の設定で制限されていないか
- モニター本体のOSD設定(入力端子・オーバードライブ)が正しいか
①Windowsのディスプレイ設定を確認する
意外と見落としがちなのがここです。モニターが144Hz対応でも、Windows側の設定が60Hzのままになっているケースがよくあります。
確認手順:デスクトップを右クリック→「ディスプレイ設定」→対象のモニターを選択→「詳細ディスプレイ設定」(Windows 11の場合は「ディスプレイの詳細設定」)→「リフレッシュレートの選択」を開き、144Hz(または対応する最大値)が選択できるか、選択されているかを確認します。
ここで144Hzの選択肢自体が出てこない場合は、原因はWindows設定ではなく、次の②か③にあります。
②ケーブル・接続端子を確認する
144Hzの選択肢が出てこない場合、多くはここが原因です。ケーブルや端子のバージョンが古いと、そもそも144Hzという信号自体を送れません。
- HDMIの場合:HDMI 1.4以前のケーブル・端子では144Hz出力に対応していないことが多く、HDMI 2.0以降が必要です
- DisplayPortの場合:DisplayPort 1.2以降であれば144Hz(フルHD想定)に対応しています
- モニター付属のケーブルが低いバージョンのまま使われているケースが非常に多いです
HDMIとDisplayPortの規格・バージョンによる違いは、HDMIとDisplayPortの違いとは?ゲーミングモニターで選ぶならどっち?で詳しく解説しています。実際に「規格の違いを知らずに合わないケーブルを使っていて60Hzしか出なかった」という体験談も載せているので、心当たりがある人は合わせて確認してみてください。
③PC・グラフィックボードが144fps以上を出せているか確認する
Windows設定でもケーブルでも問題がない場合、そもそもPC側が144fps以上を出せていない可能性があります。リフレッシュレート(モニターが更新できる回数)とフレームレート(PCが描画できる枚数)は別物で、PC側のfpsが144を下回っていると、144Hzモニターの性能を活かせません。
VALORANTの場合、目標fps別のPCスペック目安をゲーミングPCの選び方|スペックで見るべき6つのポイントにまとめています。ゲーム内の設定でfpsカウンターを表示し、実際に144を超えているか確認してみてください。設定変更だけで改善する場合もあるので、買い替え前にFPSを上げるWindows設定も試す価値があります。
④グラフィックドライバの設定を確認する
NVIDIAやAMDのグラフィックドライバ側にも、リフレッシュレートやフレームレートの上限を制御する設定があります。特に「垂直同期(V-Sync)」がオンになっていると、モニターのリフレッシュレートより低い数値(60Hzなど)に固定されてしまうことがあります。
NVIDIAの場合はNVIDIAコントロールパネル、AMDの場合はAMD Software(Adrenalin)から、該当ゲームの垂直同期設定と、フレームレート上限(Max Frame Rate)の設定を確認しましょう。
⑤モニター本体のOSD設定を確認する
最後に疑うべきはモニター本体の設定です。特に確認したいのは次の2点です。
- 入力端子の選択:複数の入力端子がある場合、144Hzに対応していない端子(HDMI1など)を選択していないか
- オーバードライブ・応答速度モードの設定:一部のモニターは特定のモード時のみ144Hz以上に対応する場合があります
ここまで確認してもなお144Hzが出ない場合は、モニター本体の初期不良の可能性があります。購入店やメーカーサポートへの問い合わせを検討してください。
個人的な感想
自分も「モニターを144Hz対応にすれば自動的に144Hzになる」と思い込んでいた時期がありました。実際は設定・ケーブル・PC性能のどれか一つでも欠けると、簡単に60Hzに逆戻りします。逆に言えば、原因のほとんどは無料で直せる設定の問題なので、モニターやPCを買い替える前に、まずこの5項目を順番に確認する価値は十分にあると思います。
結論
144Hzが出ないときは、①Windows設定→②ケーブル・端子→③PC性能→④ドライバ設定→⑤モニター側設定、の順番で確認しましょう。買い替えが必要になるのは、この5つをすべて確認してもなお解決しない場合です。設定やケーブルの問題であれば、数百円〜数千円のケーブル交換で解決することも多く、必ずしも高額な買い替えが必要とは限りません。
よくある質問(FAQ)
Q. 144Hzモニターなのに、そもそも144Hzの選択肢がWindowsに出てきません。
A. ケーブル・端子のバージョンが144Hz出力に対応していない可能性が高いです。②の項目を確認し、対応するケーブルに交換してみてください。
Q. Windows側は144Hzになっているのに、体感でヌルヌルしません。
A. PC側のfpsが144を下回っている可能性があります。ゲーム内でfpsカウンターを表示し、実際の数値を確認しましょう。
Q. ノートPCでも同じ確認方法でいいですか?
A. 基本的な確認順序は同じですが、ノートPC内蔵モニターの場合は外部モニターと違い、そもそも本体のパネルが144Hz非対応であるケースも多いので、まず仕様を確認してください。
Q. 全部確認しても直らない場合、モニターの返品はできますか?
A. 購入からの経過日数や販売店の規定によります。初期不良が疑われる場合は、まず購入店またはメーカーサポートに問い合わせてみてください。
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